ビルボード

ここでは、サンプルデータを使用してビルボードの基本設定を説明します。

ビルボードとは

ビルボードとは、視点の方向 ( ビュー方向 ) によってポリゴンの向きを制御する機能です。

固形の形状をもたない雲や炎、また樹木などを表現するさいに使用します。

ビルボードの種類については、こちらを参照してください。

設定例

サンプルデータ ToyPopupBook を使用して実際にビルボードの設定方法を説明します。

ビルボードの設定は、以下の 2 つの方法が用意されています。

CreativeStudio のモデルパネルを使用したビルボードの設定

ここでは、CreativeStudio のモデルパネルを使用してビルボードの確認と設定方法を説明します。

サンプルデータの読み込み

CreativeStudio で以下の場所に用意されているサンプルデータ ToyPopupBook を読み込みます。

" %NW4C_ROOT%/SampleData/Graphics/Intermediate/ManualResource/TutorialToyPopupBook/ToyPopupBook.cres "

読み込んだ ToyPopupBook では、以下のノードにビルボード設定がされています。

NW4C Set Billboard ダイアログ画像06

ビルボード設定の確認

CreativeStudio のコンテンツパネルに表示されている Toy_PopUpBook を選択してモデルパネルを開きます。

モデルパネルのスケルトン項目を確認すると、Toy_PopUpBook のノード構成が表示されます。

スケルトン項目の詳細は、こちらを参照してください。

NW4C Set Billboard ダイアログ画像07

Toy_PopUpBook では、Tree1 と Apple 1 ~ 5 にビルボードが設定されていますので各ノードを選択すると設定されているビルボードの種類が確認できます。

新規にビルボードを設定

Toy_PopUpBook にある Tree2 と Tree3 にはビルボード設定がされていません。

ここでは、実際に Tree2 にビルボード Y 軸回転 を設定してみます。

モデルパネルのスケルトンに表示されているノード Tree2 を選択します。

NW4C Set Billboard ダイアログ画像08

スケルトン項目のビルボードタブを選択して、設定したいビルボードのラジオボタンを ON にします。

ここでは、Y 軸回転を設定します。

以上で、Tree2 に Y 軸回転 ビルボードが設定されました。

Y 軸回転 ビルボード以外も同じ操作で設定できますので、用途にあったビルボードが簡単に設定できます。

CreativeStudio のプレビュー画面を操作することにより、ビルボードを確認できます。

3DCG ツールを使用したビルボードの設定

ここでは、3DCG ツールの例として Maya プラグインを使用したビルボードの設定方法を説明します。

サンプルデータの読み込み

以下の場所に用意されているサンプルデータ Toy_PopUpBook を Maya で読み込みます。

" %NW4C_ROOT%/SampleData/Graphics/DccPlugin/Maya/ToyPopupBook/scenes/Toy_PopUpBook.ma "

読み込んだ Toy_PopUpBook では、以下のノードにビルボード設定がされています。

Maya のメニュー [NW4C]→[NW4C Set Billboard] から NW4C Set Billboard ダイアログを開きます。

NW4C Set Billboard ダイアログ画像01

NW4C Set Billboard ダイアログ についての詳細は、以下に用意されている Maya プラグインマニュアルを参照してください。
" %NW4C_ROOT%/documents/DccPlugin "