nn::snd::CTR::FxDelay::Param 構造体

構文

struct Param
{
   u32 m_DelayTime;
   f32 m_FeedbackGain;
   f32 m_Damping;
   bool m_IsEnableSurround;
};

説明

ディレイパラメータの構造体です。

m_DelayTime はディレイ時間を表します。 単位は msec です。 この値を大きくすればするほど、反響が遅れてやって来ます。 また、この値を大きくすると GetRequiredMemSize で得られる必要メモリサイズが大きくなります。 初期値は 250 です。

m_FeedbackGain をディレイ音のフィードバックゲインを表します。 0.0f ~ 1.0f で設定する必要があります。 この値を大きくすればするほど、ディレイ音がなかなか消えなくなります。 0.0f を指定すると、ワンショットディレイ (フィードバックなし) になります。 初期値は 0.4f です。

m_Damping は LPF (ローパスフィルタ) のかかり具合を表します。 0.0f ~ 1.0f で設定する必要があります。 この値を大きくすればするほど、カットオフ周波数が下がっていきます。 0.0f にすると、ローパスフィルタはかかりません。 初期値は 0.5f です。

m_IsEnableSurround が true の場合、サラウンド (リアの L と R) 成分もディレイ処理されます。 false の場合は、サラウンド成分のディレイ処理はスキップされ、 その分処理負荷が減ります。 一方、true にすると、処理負荷は増え、 GetRequiredMemSize で得られる必要メモリサイズも大きくなります。

エフェクト実行中に m_DelayTime を変更すると、ノイズがのる可能性があります。

また、m_FeedbackGain および m_Damping は、 エフェクト実行中であっても「連続的に」変化させる場合は、 ノイズはのりません。

エフェクト実行中にパラメータ変更をするには、SetParam を呼び出してください。

メンバ変数

m_DelayTime ディレイ時間 (msec) です。初期値は 250 です。
m_FeedbackGain フィードバックゲインです。0.0f ~ 1.0f で指定します。初期値は 0.4f です。
m_Damping LPF のかかり具合です。0.0f ~ 1.0f で指定します。初期値は 0.5f です。
m_IsEnableSurround ディレイ処理をサラウンドチャンネルも有効にするかどうかのフラグです。初期値は false です。

メンバ関数

Param コンストラクタです。

履歴

2010/11/10
初版